ニャロメさん、こんばんわ！ＭＡＧです。
この何日間か色々と考えました。昨日はトップ会談も行われました。星野SDもコメントしました。
今日は、自分なりに考えた意見を書きます。長文になると思いますが読んでいただけると嬉しいです。

今回の件、例えるなら
お父さんが大切にしている古いソフビのウルトラマンが、某鑑定士によって「今は絶版のマニア垂涎モノのウルトラマン、相当な価値がありますよ」と言われ「私がオークションで何十万にもしてみせます。もちろん、一部の利益は私もいただきますが...。」と言われているような状況かな〜と（苦笑）。

阪神電鉄は、バブルの時も、震災で会社が大変だった時も「優良」と言われる不動産を売らずに「しぶちん」と言われている堅実な経営をしてきました。今も、デパート、甲子園、阪神球団が残っているのは、それらを担保に入れるような無理な融資受け入れてこなかった「阪神電鉄」の頑固さのおかげです。もしもバブルに踊らされていたら村上が言う「宝の山」という不動産は今頃跡形もなく消えていたでしょう。
バブルに踊らされずに来た堅実な経営は誉められこそすれ「しぶちん」などと貶されるのはちょっとおかしい。

「資本の原理」に乗って「資本を大きくしていく」ことが全てと考える世の中はおかしいと思っています。バブルで失敗した「ダイエー」「大手証券会社」他、バブル後、勝ち組と言われた「マクドナルド日本」「ユニクロ」ですら今や伸び悩み「資本の原理」に踊らされています。
現在、都心の土地や不動産の地価は上昇しています。「第二のバブル」とも噂されています。以前のバブルは銀行や証券会社が「実際よりも高すぎる評価」をつけたことによって起こりました。今は外資が「投資・利潤追求」の目的で焚きつけて起こっています。そして、外資は全ての利益を奪い去っていきます。そしてうまみがなくなり残された会社は悲惨な末路を辿り、日本経済はまた莫大な負債を背負わされます。
分をわきまえた経営の姿勢を資本の原理に乗っ取って「利益を大きくしていくべき」などと言われ皆が納得するような世の中はさみしい。資本絶対主義の世の中はとても悲しい（;_;）。

先ほどのウルトラマン（笑）の続き。
お父さんには息子がいてこの古いソフビのウルトラマンが大好き。子供はお父さんに「僕はこのウルトラマンが好きなんだ。絶対、売らないで！！」と訴えます。
大人、特にマニアにとってそのウルトラマンが何十万円もする価値のあるものだとしても、子供にとっては自分の愛着のある大事なウルトラマンです。何者にも変えられません。

もう１つ思うことは、「株式上場」の問題と「球界改革」の問題はごちゃまぜにすべきではナイということです。
昨日、村上氏は「球界改革」を訴えましたが、星野SDはその後TV出演にて「株のことと球界の改革は別の次元で語り合う問題」と氏の意見をばっさり切り捨てました。
私も同意見です。
株式上場を賛成する方の中には「上場でデメリットがあるならばそれをどう解決できるか考えるべき」と言います。それならば「上場しなくても問題となっている球界や球団の問題点をファンも交えて解決する方法を考えていく」こともできると思います。
株式の上場がすべてを解決する訳ではありません。郵政しかり。まして村上氏は株を長期保有はしません。腰を据えて阪神の経営に関わらない人間に何かを改革することはできないと思います。また、長期保有をしないものは無責任に資本の向上を煽りますが利益が頭打ちになれば手を引き責任は取らないと思います。そのような人に球界の改革を訴えられても私は信用できません。

村上氏の考えに乗っかる人の中に「村上さんなら変えてくれる」という甘い考えを目にしますが、氏に全て丸投げにしている意見のような気がします。そう言う人は失敗すると自身がその人を支援したことを忘れ「村上のせいだ」と言うように思います。責任を持って発言していない気がします。
本当に改革を望むならば「誰々ならできる」ではなく、「みんなでやっていく」と考えるハズです。「上場すれば成功する・改革ができる」のではなく「上場問題を足がかりにファンが球界を考えなおし各機関またオーナー達に意見していく」姿勢を持つことができるのだと思います。それは、何も上場しなくとも解決方法を探ることができるのではないかと思うのです。
唯一、私が村上さんを評価するならば、少なくともくだんの件で球界のあり方を「問題提起」した件のみです。

但し、村上さんでは球界改革はできないと思っています。何故ならば強引なやり方だからです。
イラク戦争を見ていればおのずと結果は見えてきます。たしかにフセイン氏の統治下のイラクは決して良い国ではありませんでした。しかし、アメリカが強引に圧力をかけた結果、国は国の形を失い無法統治国家となってしまいました。イラク国内はグチャグチャになり国民は日々テロの脅威に怯えています。国民は決して幸せではありません。
機が熟すという言葉があります。世の中は否が応でも変化していくことがあります。例えばベルリンの壁に象徴される「東西ドイツの統一」です。誰もが血を流すことなく国民自身が立ち上がって変わっていきました。（もちろん、今でも東西では多くの経済的問題がありますが）そうして変化していく国は穏やかに、しかし短期間で効果的に変化していきます。まさしく昨夜、星野SDがおっしゃっていたようにです。
機が熟し卵が雛によって（中から）割れる時には新しい命の誕生として未来が待っていますが、強引に外側から割られる時たいていは死を迎えることが多いでしょう。

村上さんに言いたい
１.資本主義は絶対ではありません。意外に脆いです。
２.責任を取らないなら口を出すべきではありません。特に今は上手く行ってる時です。
３.「見えない物の価値」を無理に「見える物の価値」に置き換える必要はありません。その価値は世の動きによって変化します。
４.２つの別の問題をごちゃまぜに論じてはいけません。村上さんらしからぬ発言です。詐欺師や宗教勧誘でよく使われる手口ですよ？
５.強引なやり方は何も産みません。機が熟すのを待ちましょう。ベトナム・イラクを見て学ぶべきです。
５.阪神ファンは、阪神を掛け値なしに愛してる人が多いのです。古いウルトラマンの価値はどうでもいい、ただTVのヒーローであるウルトラマンを愛してる子供と同じです。

質　　問：貴方にとってウルトラマンの価値とは？
私の答え：怪獣から地球（主に日本（笑））を守ってくれるヒーローです。子供の永遠のヒーローです。
さて、みなさんの答えは（笑）？？？

2005年10月12日 (水) 23時49分

投稿、ありがとうございます。興味深く読ませていただきましたが、いっぺんにレス出来そうもありません。私は経済、特に株に疎いので（汗）
とりあえず、ウルトラマン。上手いたとえですね、ただ、世代の違いのせいか、私にはアトムやスーパーマンや月光仮面の方がピンと来ます（笑）
今日は睡眠不足の上、夜更かししてしまったため、グロッキー寸前。またレスします。
ピーターラビットの森を守ったナショナルトラストのことをふと思い浮べました。
『＝＾＾＝）ニャロメ

メール 2005年10月13日 (木) 01時37分

あまり詳しくないので意見をするのは恐縮な気がします（^-^;。

でも、ひょっとしてニャロメさんのお考えというは球団を「財団法人化」しないか？という事でしょうか？？？
辞書には「一定の目的のために提供された財産をもとに設立された法人」と書いてあります。たしか「公共性」が重視されているようです〜（^-^）。
でも、これだと資金収集がもっぱらの課題になりそうです（溜息）。それに財団法人だとあまり「利益追求」はできなかったのではなかったかな〜と思います（知識が浅くてすみません）。
選手のお給料もある程度で打ち止め、広島カープのようになることは必然な気がします〜（汗）。
なかなか理想と現実は一致しませんね〜（さみしい）。

結局のトコロ、ブルジョワの村上くんは「庶民は指銜えて見ていなさい。金持ちは企業を好き勝手してもいいんだよ〜ん。」と言ってる気がします。
（亀井の）静ちゃんの言う戦国時代到来の予感です。
そいえばネットサーフィンしてたら、楽天のミキダニ君と禿げ鷹君が手を組んでTBSの株を狙っているようだという記事発見！！２人で１０％強取得しているようです。TBSが阪神の見方になってくれると嬉しいのですが（笑）。金の亡者ココに至れり！！

2005年10月13日 (木) 05時25分